明るい半分と、見える半分
月は自ら光を放つのではなく、太陽の光を反射して見えます。月食を考えない基本モデルでは、月の表面の半分が太陽に照らされます。地球から見える明るい部分の割合が変わることを、満ち欠けとして捉えます。
光が当たる面 / 地球から見る面

STAGE 12 / EARTH SCIENCE / 中3
月の満ち欠け・金星の形と大きさ・日食と月食を位置関係からつなぐ。
KEY POINTS
光の方向、見る位置、距離を分けて考えよう。
月は自ら光を放つのではなく、太陽の光を反射して見えます。月食を考えない基本モデルでは、月の表面の半分が太陽に照らされます。地球から見える明るい部分の割合が変わることを、満ち欠けとして捉えます。
光が当たる面 / 地球から見る面
地球から見て月が太陽とほぼ同じ方向にあるころは新月、ほぼ反対方向にあるころは満月です。約90度離れた方向では半月の形になります。月が公転して位置関係が変わるため、約1か月で満ち欠けを繰り返します。
形が変わるのではなく、見え方が変わる
日本の中緯度地域の概略モデルでは、上弦の月は夕方ごろ、下弦の月は明け方ごろ、満月は真夜中ごろに南中します。上弦は新月から満月へ、下弦は満月から新月へ向かう途中の半月です。実際の時刻は日や場所により変わります。
日本・中緯度・概略時刻で考える
地球の自転による一晩の見かけの動きと、月の公転による日ごとの位置の変化を分けます。一晩では主に東から西へ移り、同じ時刻に日を変えて比べると西から東へ位置が変わります。日時・地点・方位の基準を残します。
時刻を変える比較 / 日を変える比較
金星も太陽の光を反射して見えます。地球より内側の軌道を公転するため、地球から見える明るい部分の割合と、地球からの距離が変わります。近い位置では円全体が大きく見え、細い形に見える時期もあります。形の変化と大きさの変化を分けて説明します。
明るい側の割合 / 地球からの距離
日本では夕方の西の空の金星をよいの明星、明け方の東の空の金星を明けの明星と呼びます。同じ金星の、時間帯による呼び名です。内側の軌道のため、太陽と大きく離れた方向にはならず、中緯度地域の真夜中の空には見えません。太陽とほぼ同じ方向の時期には観察しにくいこともあります。
よいは西 / 明けは東 / 同じ金星
太陽―月―地球の順に並び、地球から見て月が太陽を隠す現象が日食です。新月のころの位置で起こり得ますが、毎回起こるわけではありません。月の影に入る地球上の地域で見られ、地球上のどこでも同じように見えるわけではありません。
太陽 ― 月 ― 地球
太陽―地球―月の順に並び、月が地球の影に入る現象が月食です。満月のころの位置で起こり得ますが、毎回の満月に起こるわけではありません。普通の満ち欠けと、地球によって光が遮られる月食を区別します。
太陽 ― 地球 ― 月
LIGHT & VIEWPOINT
太陽光、地球からの視点、公転、観察条件を順に確認。
月や金星の、太陽に向いた半分へ光が当たる。
地球の位置から、明るい側がどれだけ見えるか考える。
位置関係が変わると、見える形や金星までの距離も変わる。
日時・地点・倍率・方位の基準を確かめる。
WATCH OUT
地球の影に入るのは月食です。普通の満ち欠けは照らされた側の見える割合が変わります。
倍率をそろえて比べると、見かけの大きさは主に地球からの距離に対応します。
どちらも金星です。見える時期や時間帯が位置関係で変わります。
食が起こり得る側の位置と、実際に光が隠される並びは区別します。
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