化学変化とその利用 — 攻略せよ。

化学変化とその利用を、攻略せよ。黒とシアンの筆文字、温度計と丸い耳のたぬきのストリートポスター。実験資料ではありません。

STAGE 05 / CHEMISTRY / 中2

発熱と吸熱、カイロと燃焼の利用。温度変化を手掛かりに、熱の移動と反応が続く条件を攻略。登録不要・無料。

KEY POINTS

熱の出入り・6つのポイント

熱は、どちらへ移動する? 温度と反応条件から見抜こう。

POINT 01

発熱は、周囲に熱を出す

鉄粉の酸化や燃料の燃焼では、化学変化に伴って周囲に熱を出す。このような反応を発熱反応という。外から加熱しない条件でも、反応中に温度が上がる。炎が見える反応だけとは限らない。

反応から周囲へ。カイロも燃焼も発熱の利用。

POINT 02

吸熱は、周囲から熱を受け取る

水酸化バリウムと塩化アンモニウムの反応などでは、周囲から熱を受け取る。これを吸熱反応という。外から冷やしていなくても混合物や容器が冷たくなる。冷たさが出るのではなく、熱が移動している。

周囲から反応へ。熱を受け取って周囲を冷やす。

POINT 03

温度は、反応前後で比べる

反応後の温度が高い・低いだけでは分類できない。初めの温度を測り、外からの加熱・冷却や室温の変化を区別する。物質の量や容器が違う実験では、温度上昇の比をそのまま熱の量の比とは考えない。

初めの温度・外部条件・容器をチェック。

POINT 04

カイロは、鉄と酸素の反応

鉄粉を使う化学カイロは、鉄が空気中の酸素と結び付く酸化の発熱を利用する。使用前の外袋は空気を通しにくく、内袋は小さな穴から空気を取り入れる。外袋を開けると、必要な酸素が供給される。

鉄の酸化。外袋は保存、内袋は空気の供給。

POINT 05

温かさを調整し、反応の終わりを考える

カイロの袋では、空気が入る速さを抑えて反応の進み方を調整する。反応できる鉄がなくなれば、空気を加えても同じ酸化は続かない。温かかった製品が冷めることと、新たに発熱が続くことは別に考えよう。

反応物の残りと、酸素の供給の両方が必要。

POINT 06

目的と、熱の出入りをつなげる

燃料の燃焼で取り出した熱は、調理や暖房に利用される。化学変化で周囲を冷やしたいなら、吸熱反応を利用する。水を火で温めるだけの変化や、すべての物質が水に溶ける変化を、化学反応と決めつけない。

温めるなら発熱、冷やすなら吸熱。仕組みを確認。

FOLLOW THE HEAT

熱を読む、4つのチェック

温度の高低だけでなく、変化と条件を追おう。

  1. CHECK 01変化を確認

    新しい物質ができる反応か、外から温めただけか。

  2. CHECK 02温度を比較

    反応前後を測り、外部の加熱・冷却と区別する。

  3. CHECK 03熱の向き

    反応が周囲に出すのか、周囲から受け取るのか。

  4. CHECK 04利用と条件

    目的に合う反応と、必要な物質の供給を考える。

WATCH OUT

ここでつまずかない

熱を吸うなら、温度が上がる

吸熱反応が周囲から熱を受け取ると、混合物や容器が冷たくなる。熱の向きを追おう。

冷たい結果なら、吸熱反応

最初より温度が下がったか確認。反応後の温度だけでは分類できない。

炎がないなら、発熱しない

鉄粉の酸化を使うカイロは、炎が見えなくても発熱する。

空気を加えれば、カイロは復活する

反応できる鉄が尽きていれば同じ酸化は続かない。冷却だけで鉄に戻るわけでもない。

UNIT TEST / 単元テスト

化学変化とその利用 単元テスト

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