細かくすることと、分解すること
歯でかむと食物が物理的に細かくなる。消化酵素は成分を吸収されやすい小さな物質に分解する。アミラーゼはデンプン、ペプシンなどはタンパク質、リパーゼは脂肪に関わる。胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪の分解を助ける。
酵素の種類と、はたらく成分を対応させる。

STAGE 08 / BIOLOGY / 中2
消化・吸収・呼吸・循環・排出を、物質の移動でつなぐ。実験の条件、器官の役割、まぎらわしい組合せを見抜いて攻略。登録不要・無料。
KEY POINTS
何を小さくし、どこで受け取り、何が運ぶか。器官の役割をつなげよう。
歯でかむと食物が物理的に細かくなる。消化酵素は成分を吸収されやすい小さな物質に分解する。アミラーゼはデンプン、ペプシンなどはタンパク質、リパーゼは脂肪に関わる。胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪の分解を助ける。
酵素の種類と、はたらく成分を対応させる。
デンプン溶液にだ液を加えたものと、同量の水を加えたものを比べる。温度・時間・デンプン溶液の濃度と量をそろえる。ヨウ素液でデンプンの有無を、ベネジクト液を加えて加熱する検査で麦芽糖などの有無を確認する。
反応のための保温と、検出試験の加熱は別。
デンプンは消化が進むと最終的にブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解される。だ液ではデンプンが麦芽糖などに変わり、その後も消化が続く。だ液だけで最終的な分解がすべて終わるわけではない。
小さくなる共通点と、生成物の違いを確認。
この学習で扱うモデルでは、脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されて吸収され、再び脂肪になってリンパ管に入る。リンパ管は心臓の近くで血管と合流する。ブドウ糖やアミノ酸の最初の経路とは違う。
消化→吸収→組み直し→リンパ管→血管。
小腸のひだの表面には多数の柔毛があり、表面積を大きくして効率よく養分を吸収する。ブドウ糖とアミノ酸は柔毛の毛細血管に入り、肝臓を通って運ばれる。水は小腸で吸収され、一部は大腸でも吸収される。
柔毛は吸収面。内部の血管やリンパ管は輸送路。
多数の肺胞とそのまわりの毛細血管が気体交換を行う。酸素は肺胞から血液へ、二酸化炭素は血液から肺胞へ移る。二酸化炭素は全身の細胞の呼吸などで生じ、肺へ運ばれる。肺が酸素をつくるのではない。
生成する場所と、交換・排出する場所を分ける。
横隔膜やろっ骨の動きで胸の内部の空間が広がると、肺も広がって空気が入る。横隔膜が下がる動きは、肺のモデルでは底のゴム膜を下に引く操作に対応する。モデルはろっ骨の動きなど全部を再現するものではない。
横隔膜の動き→胸の空間→肺→空気の向き。
動脈は心臓から出る血液、静脈は心臓へ戻る血液が流れる血管。肺動脈には酸素の少ない静脈血、肺静脈には酸素の多い動脈血が流れる。心臓→肺→心臓が肺循環、心臓→肺以外の全身→心臓が体循環。
動脈と動脈血は、同じ分類ではない。
赤血球は酸素を運び、白血球は異物を分解し、血小板は血液を固めることに関わる。液体成分の血しょうは養分や不要物などを運ぶ。しみ出た血しょうが組織液となり、細胞との物質の受け渡しを仲立ちする。赤血球自体が通常管外へ出るのではない。
血液で運び、組織液を通して細胞と交換。
細胞でできたアンモニアは血液で肝臓に運ばれ、害の少ない尿素に変えられる。腎臓は血液から尿素などを取り除き、尿の成分として排出する。尿は輸尿管でぼうこうへ運ばれ、一時的にたまる。未消化物などが便として出ることとは区別する。
肝臓→血液→腎臓→輸尿管→ぼうこう。
FOLLOW THE FLOW
器官名だけでなく、物質の形と移動を追おう。
食物の成分が何に変わり、どこから入るかを追う。
肺での気体交換と、全身の細胞の呼吸をつなぐ。
心臓との向き、酸素量、組織液の役割を別に考える。
不要物を変える器官と、取り除く器官を区別する。
WATCH OUT
胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪の分解を助ける。
静脈は心臓へ戻る向きの名称。肺静脈には酸素の多い血液が流れる。
赤血球から離れた酸素が、組織液を通して細胞に渡る。
尿素への変化は肝臓。血液から取り除くのが腎臓。
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