動物のからだのつくりとはたらき — 攻略せよ。

動物のからだのつくりとはたらきを、攻略せよ。黒とシアンの筆文字、丸い耳のたぬきが流れを観察するストリートポスター。模様は装飾であり人体や実験の資料ではありません。

STAGE 08 / BIOLOGY / 中2

消化・吸収・呼吸・循環・排出を、物質の移動でつなぐ。実験の条件、器官の役割、まぎらわしい組合せを見抜いて攻略。登録不要・無料。

KEY POINTS

生命をつなぐ、10のポイント

何を小さくし、どこで受け取り、何が運ぶか。器官の役割をつなげよう。

POINT 01

細かくすることと、分解すること

歯でかむと食物が物理的に細かくなる。消化酵素は成分を吸収されやすい小さな物質に分解する。アミラーゼはデンプン、ペプシンなどはタンパク質、リパーゼは脂肪に関わる。胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪の分解を助ける。

酵素の種類と、はたらく成分を対応させる。

POINT 02

だ液の有無だけを変えて比較

デンプン溶液にだ液を加えたものと、同量の水を加えたものを比べる。温度・時間・デンプン溶液の濃度と量をそろえる。ヨウ素液でデンプンの有無を、ベネジクト液を加えて加熱する検査で麦芽糖などの有無を確認する。

反応のための保温と、検出試験の加熱は別。

POINT 03

成分ごとに、できる物質が違う

デンプンは消化が進むと最終的にブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解される。だ液ではデンプンが麦芽糖などに変わり、その後も消化が続く。だ液だけで最終的な分解がすべて終わるわけではない。

小さくなる共通点と、生成物の違いを確認。

POINT 04

脂肪は、吸収後に組み直される

この学習で扱うモデルでは、脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されて吸収され、再び脂肪になってリンパ管に入る。リンパ管は心臓の近くで血管と合流する。ブドウ糖やアミノ酸の最初の経路とは違う。

消化→吸収→組み直し→リンパ管→血管。

POINT 05

柔毛で、吸収する面を広げる

小腸のひだの表面には多数の柔毛があり、表面積を大きくして効率よく養分を吸収する。ブドウ糖とアミノ酸は柔毛の毛細血管に入り、肝臓を通って運ばれる。水は小腸で吸収され、一部は大腸でも吸収される。

柔毛は吸収面。内部の血管やリンパ管は輸送路。

POINT 06

肺は、酸素と二酸化炭素の交換所

多数の肺胞とそのまわりの毛細血管が気体交換を行う。酸素は肺胞から血液へ、二酸化炭素は血液から肺胞へ移る。二酸化炭素は全身の細胞の呼吸などで生じ、肺へ運ばれる。肺が酸素をつくるのではない。

生成する場所と、交換・排出する場所を分ける。

POINT 07

胸の空間が広がると、空気が入る

横隔膜やろっ骨の動きで胸の内部の空間が広がると、肺も広がって空気が入る。横隔膜が下がる動きは、肺のモデルでは底のゴム膜を下に引く操作に対応する。モデルはろっ骨の動きなど全部を再現するものではない。

横隔膜の動き→胸の空間→肺→空気の向き。

POINT 08

血管名は、心臓との向きで決まる

動脈は心臓から出る血液、静脈は心臓へ戻る血液が流れる血管。肺動脈には酸素の少ない静脈血、肺静脈には酸素の多い動脈血が流れる。心臓→肺→心臓が肺循環、心臓→肺以外の全身→心臓が体循環。

動脈と動脈血は、同じ分類ではない。

POINT 09

血液と組織液で、細胞へ渡す

赤血球は酸素を運び、白血球は異物を分解し、血小板は血液を固めることに関わる。液体成分の血しょうは養分や不要物などを運ぶ。しみ出た血しょうが組織液となり、細胞との物質の受け渡しを仲立ちする。赤血球自体が通常管外へ出るのではない。

血液で運び、組織液を通して細胞と交換。

POINT 10

肝臓で処理、腎臓で取り除く

細胞でできたアンモニアは血液で肝臓に運ばれ、害の少ない尿素に変えられる。腎臓は血液から尿素などを取り除き、尿の成分として排出する。尿は輸尿管でぼうこうへ運ばれ、一時的にたまる。未消化物などが便として出ることとは区別する。

肝臓→血液→腎臓→輸尿管→ぼうこう。

FOLLOW THE FLOW

からだを読む、4つのチェック

器官名だけでなく、物質の形と移動を追おう。

  1. CHECK 01分解と吸収

    食物の成分が何に変わり、どこから入るかを追う。

  2. CHECK 02交換と供給

    肺での気体交換と、全身の細胞の呼吸をつなぐ。

  3. CHECK 03循環と受け渡し

    心臓との向き、酸素量、組織液の役割を別に考える。

  4. CHECK 04処理と排出

    不要物を変える器官と、取り除く器官を区別する。

WATCH OUT

ここでつまずかない

消化を助ける液なら、すべて酵素入り

胆汁は消化酵素を含まないが、脂肪の分解を助ける。

静脈には、酸素の少ない血液だけ

静脈は心臓へ戻る向きの名称。肺静脈には酸素の多い血液が流れる。

赤血球が組織液へ出て、酸素を届ける

赤血球から離れた酸素が、組織液を通して細胞に渡る。

尿素は、腎臓でつくられる

尿素への変化は肝臓。血液から取り除くのが腎臓。

UNIT TEST / 単元テスト

動物のからだのつくりとはたらき 単元テスト

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