生物と環境を、ひとまとまりに
ある地域の生物と、それらを取り巻く水・空気・土などを、ひとまとまりとして捉えたものが生態系です。生物は環境の影響を受ける一方、光合成や呼吸、落ち葉の分解などを通じて環境にも影響します。
生物と環境は、互いに関わる

STAGE 14 / INTEGRATION / 中3
食べる関係、個体数の変化、分解者、炭素の循環をつなぐ。
KEY POINTS
食物・分解・物質の移動を、条件と根拠から追おう。
ある地域の生物と、それらを取り巻く水・空気・土などを、ひとまとまりとして捉えたものが生態系です。生物は環境の影響を受ける一方、光合成や呼吸、落ち葉の分解などを通じて環境にも影響します。
生物と環境は、互いに関わる
食べる・食べられる関係のつながりが食物連鎖です。実際には、一種類が複数の食物を利用したり、複数の生物に食べられたりして、食物網になります。一種類の増減から全体を考えるときは、ほかのつながりも確認します。
食物連鎖 / 食物網
光合成で無機物から有機物をつくる植物や水中の小さな生物は生産者です。他の生物がつくった有機物を利用する草食動物や肉食動物は消費者です。肉食だけを消費者としたり、大きさだけで分類したりしません。
生産者はつくる / 消費者は利用する
捕食される数が減れば、ほかの条件が同じ短期間のモデルでは被食者が増えやすくなります。ただし食物が不足すれば、生存や繁殖が制限されます。自然界のつり合いには増減があり、数が固定されるという意味ではありません。
食物・移出入・ほかの条件・時間
分解者は遺体や排出物などの有機物を利用し、最終的に無機物へつなげます。消費者としての役割も担います。菌類・細菌類などの働きによって生じた無機物は、生産者に再利用されます。カビやキノコの菌類と、乳酸菌などの細菌類は区別します。
有機物を利用 / 無機物へつなぐ
土壌動物が落ち葉を食べて細かくすることは、微生物による有機物の分解を進める助けになります。細かくなることと、すべて無機物になることは別です。下水処理でも微生物の分解する働きが利用されますが、処理全体の一部です。
細分化と分解を、同じことにしない
微生物の働きによるデンプンの変化を調べるときは、対照を用意し、デンプンの濃度・量、液量、温度、時間などをそろえます。ヨウ素液の青紫色はデンプンの存在を示します。反応しない結果だけで、全有機物や微生物の種類・量まで決めません。
比較した条件 / 反応から言える範囲
植物は光合成で二酸化炭素の炭素を有機物に取り込み、食物を通じて動物や分解者へ移します。生産者も呼吸し、炭素の一部を二酸化炭素として環境へ戻します。物質は形を変えて循環しますが、エネルギーが同じように太陽へ戻るわけではありません。
光合成・食物・呼吸・分解
LINK & RECYCLE
条件をそろえ、根拠と結論の範囲を確かめる。
生物が何を食べ、何に食べられるかを複数経路で追う。
食物・移出入・時間など、推論の条件を確認する。
対照を置き、反応で確かめられる範囲を区別する。
光合成・呼吸・分解をつなぎ、炭素の経路を考える。
WATCH OUT
草を食べて有機物を得る草食動物も消費者です。
生物の数は増減しながら関わり合います。
デンプン以外の有機物までは、その反応で決まりません。
炭素などの物質の循環と、エネルギーの移り変わりは区別します。
UNIT TEST / 単元テスト
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