上昇・膨張・冷却から、雲へつなぐ
上空ほど周囲の気圧が低い。上昇した空気は膨張して温度が下がり、露点に達すると水蒸気が凝結して小さな水滴になる。さらに低温では氷の粒もできる。雲は水滴や氷の粒の集まりで、気体の水蒸気そのものではない。
地表の加熱・山の斜面・暖気が寒気の上に乗ることなどが、上昇のきっかけ。

STAGE 11 / EARTH SCIENCE / 中2
雲ができる原因から、前線の違いと通過後の天気へ。40問でつながりを攻略しよう。登録不要・無料。
KEY POINTS
進む空気・上昇する空気・地表をおおう空気を分けて考えよう。
上空ほど周囲の気圧が低い。上昇した空気は膨張して温度が下がり、露点に達すると水蒸気が凝結して小さな水滴になる。さらに低温では氷の粒もできる。雲は水滴や氷の粒の集まりで、気体の水蒸気そのものではない。
地表の加熱・山の斜面・暖気が寒気の上に乗ることなどが、上昇のきっかけ。
太陽のエネルギーで海や地表の水が蒸発し、水蒸気として大気へ移る。雲の粒が成長して落下すると、雨や雪として地表へ戻ることがある。陸地の水は川へ流れたり地下水になったり、一部は再び蒸発したりする。
雲ができても、全ての粒が必ず雨として地表へ達するわけではない。
海や大陸上に長くとどまり、広い範囲で気温・湿度がほぼ一様になった空気のかたまりが気団。暖気・寒気は周囲と比べた呼び名。同じ気圧・質量で比べると暖気は体積が大きく密度が小さい。二つの空気の境界面が前線面、その面と地表の交線が前線。
0℃で暖気・寒気を分けない。立体的な面と地表の線を逆にしない。
寒冷前線は寒気が暖気の下へ入り、暖気を急におし上げて進む。典型的には積乱雲が発達し、比較的狭い範囲で短時間の強い雨。温暖前線は暖気が寒気の上をゆるやかにはい上がって進み、乱層雲などの層状の雲が広がり、比較的弱い雨が長く続くことが多い。
雨の強さ・時間は典型的な傾向で、全ての場合に固定される値ではない。
停滞前線は暖気と寒気の境目の位置がほとんど動かない前線。空気の上下の動きや降水がないという意味ではない。閉塞前線は寒冷前線が温暖前線に追い付いてでき、基本モデルでは暖気が上へおし上げられ、地表付近は寒気におおわれる。
位置が変わらないことと、二つの前線が重なる過程は別。
日本付近の典型的な温帯低気圧では、寒冷前線通過後に寒気におおわれ、気温が下がり北寄りの風になることが多い。温暖前線通過後は暖気におおわれ、気温が上がることが多い。降水・気温・風向・気圧などを合わせて、空気の入れ替わりを考える。
気温だけで断定しない。観測時刻の間に通過したことと、正確な瞬間は別。
FOLLOW THE AIR
前線の名前だけでなく、空気と水の変化を追ってみよう。
地表の加熱・地形・暖気と寒気の動きを確かめる。
周囲の気圧低下→膨張→冷却→露点→凝結。
進む空気、傾き、雲と雨の典型的な違いを見る。
気温・風向・降水の変化と空気の入れ替わりをつなぐ。
WATCH OUT
水蒸気は見えない気体。見えている雲は水滴や氷の粒。
進む寒気が下に入り、暖気を上へおし上げる。
寒冷前線でも暖気が上昇する。進む空気と傾きを見る。
位置がほとんど動かないという意味。上昇や降水は起こりうる。
地域・気圧配置・降水・風向などの複数の条件を確認しよう。
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