力の世界 — 攻略せよ。

力の世界を、攻略せよ。黒・シアン・白の筆文字、ばねばかりと矢印、いつもの丸い耳のたぬきがいるストリートポスター。

STAGE 10 / PHYSICS / 中1

止まっていても、力ははたらく。力の向き・大きさ・作用点、ばねの伸び、質量と重さ、2力のつり合いを、条件と根拠で攻略しよう。登録不要・無料。

KEY POINTS

力の世界の6つのポイント

力を受ける物体を決め、向き・大きさ・作用点と測定条件を確かめよう。

POINT 01

静止していても、力はある

力には、物体の形を変える、運動の状態を変える、物体を支えるはたらきがある。手で荷物を同じ位置に保つときも、手から荷物に支える力がはたらく。物体が動かないという観察だけで、力がないとは判断しない。

動かない=力がない、ではない。何が変わり、何を保っている?

POINT 02

接触する力と、離れてはたらく力

摩擦力、物体を支える垂直抗力、変形した物体が戻ろうとする弾性力などは接触による力。重力・磁石の力・電気の力は、直接ふれなくてもはたらく。すべる物体が接触面から受ける摩擦力は、その面に対するすべる運動を妨げる向きになる。

何から何への力? ふれている? すべる向きは?

POINT 03

矢印は、3要素をセットで

力の3要素は、作用点・向き・大きさ。作用点を矢印の始点にし、力の向きへかく。長さは指定された尺度に従って大きさに比例させる。単位はN(ニュートン)。対象物体を決め、別の物体が受ける力と取り違えない。

始点=作用点。向き=力の向き。長さ=尺度に合わせた大きさ。

POINT 04

比例するのは、全長ではなく伸び

ばねの伸びは、力を加えた後の長さから、力を加える前の長さを引く。同じばねでは、比例することを確認した範囲内で、伸びが力に比例する(フックの法則)。ばねが違えば、同じ力でも伸びが違うことがある。測定した範囲を越えて無条件に比例を使わない。

伸び=全長−自然長。同じばね・比例する範囲内で計算。

POINT 05

gとNは、違う量

質量は物質そのものの量で、gやkgで表し、上皿てんびんなどで比べる。重さは重力の大きさで、Nで表す。月面へ運んでも質量は変わらないが、重さは小さくなる。『100gの物体の重力を1Nとする』は、問題で指定する近似条件である。

質量=物質の量。重さ=重力の大きさ。

POINT 06

つり合う2力は、同じ物体へ

同じ物体にはたらく2力がつり合う条件は、一直線上にある、大きさが等しい、向きが逆、の3つ。机の上に静止した本なら、本への重力と机から本への力を考える。本が机を押す力は机にはたらくため、本にはたらく2力には含めない。

同じ物体に、同じ直線上・同じ大きさ・逆向き。

TARGET & CONDITIONS

力を4つのチェックで見抜く

言葉の暗記だけでなく、力を受ける相手と数量の意味をそろえよう。

  1. CHECK 01対象を決める

    力を受けるのはどの物体? 誰からの力?

  2. CHECK 023要素を確かめる

    作用点・向き・大きさ。矢印の尺度も確認。

  3. CHECK 03測る量を区別

    全長か伸びか? 質量か重さか?

  4. CHECK 04条件をそろえる

    同じばねの比例範囲内? 同じ物体への2力?

WATCH OUT

ここでつまずかない

静止=力がゼロ

静止している物体にも支える力や重力がはたらく。2力がつり合っている場面を区別する。

力が2倍なら全長も2倍

比例するのは自然長から増えた伸び。全長は自然長+伸びである。

月面では質量も小さくなる

場所で変わるのは重力の大きさである重さ。質量は変わらない。

逆向きの力なら、どれでもつり合う

同じ物体への2力か確認する。その上で一直線上・等しい大きさ・逆向きの3条件を満たす必要がある。

UNIT TEST / 単元テスト

力の世界 単元テスト

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