見たことと、考えたことを分ける
地層の種類・厚さ・重なり・境界・位置を記録する。柱状図は、一地点の地層を縦長の帯でまとめる図。『厚さ20 cm』などの観察の事実と、『海でできた』などの推測は分けて残す。
位置も記録。観察した事実≠できた理由。

STAGE 13 / EARTH SCIENCE / 中1
大地には、粒が運ばれて積もった記録や、昔の生物の痕跡が残っている。岩石のでき方、化石、地層の重なりから、大地の変化を攻略しよう。登録不要・無料。
KEY POINTS
粒・重なり・化石を手がかりに、過去の環境と年代を分けて考えよう。
地層の種類・厚さ・重なり・境界・位置を記録する。柱状図は、一地点の地層を縦長の帯でまとめる図。『厚さ20 cm』などの観察の事実と、『海でできた』などの推測は分けて残す。
位置も記録。観察した事実≠できた理由。
岩石が気温の変化や風雨などでもろくなるのが風化、流水などが削るのが侵食、粒を移動させるのが運搬、運ばれたものがたまるのが堆積。流れが弱まると粒がたまりやすい。実際の過程は繰り返されることもあり、全ての地層が同じ粒の順にできるわけではない。
働きの違いで区別する。粒の大小だけで年代は決まらない。
れき・砂・泥が主な材料の岩石は、それぞれれき岩・砂岩・泥岩。石灰岩やチャートには、生物の遺骸などからできたものがある。石灰岩はうすい塩酸で二酸化炭素を出す。凝灰岩は火山灰などが堆積して固まった堆積岩で、マグマが冷えて固まった火成岩とは区別する。
火山灰が材料でも凝灰岩は堆積岩。
化石には昔の生物の遺骸だけでなく、足跡や巣穴など生活の跡も含まれる。生息条件から当時の環境を推定する手がかりが示相化石。サンゴ礁をつくるサンゴなら暖かく浅い海の手がかりになる。シジミは種類によってすむ環境が違うため、種類や生息条件を確認する。
環境の推定には、生物の種類と生息条件が必要。
年代推定に使う示準化石には、広く分布し、種類として生息した期間が地質学的に短い生物が適している。1匹の寿命の短さではない。代表例は、三葉虫・フズリナが古生代、アンモナイトが中生代、ビカリアが新生代。
環境=示相。年代=示準。古生代 → 中生代 → 新生代。
連続して堆積し、逆転・断層・欠落がない場合、下の層が先に、上の層が後にできたと判断する。各層の化石の生息条件を順につなげると、環境の変化を考えられる。化石が後から運ばれたものでないかなど、判断の条件にも注意する。
『いつでも下が古い』ではなく、適用条件を確認。
地層が波打つように曲がるのがしゅう曲、切れてずれるのが断層。大地が上がるのが隆起、下がるのが沈降。海でできた層が陸上にある理由を考えるときは、大地の上下だけでなく海面の変化なども確認し、証拠だけで原因を一つに決めない。
変形と上下の動きは別。高さだけで原因を断定しない。
同じ噴火でできたと確かめられた火山灰層などは、離れた地層を比べる共通の目印になる。同じ色だけで同じ時期とは断定しない。地表から真下に測った深さを、地表の標高から引くと、その位置の標高になる。地表からの深さと海面を基準にした標高を区別する。
層の位置の標高=地表の標高−真下の深さ。
READ & RECONSTRUCT
見た特徴から、言えることと言えないことを分けよう。
粒・層の種類・厚さ・上下・位置を確かめる。推測と分けて残す。
削る、運ぶ、たまる。材料の出所だけでなく岩石になった過程を見る。
生息条件は環境、生息期間は年代の手がかり。
逆転などの有無を確認。高さは地表の標高から深さを引いて比べる。
WATCH OUT
灰が堆積して固まった凝灰岩は堆積岩。マグマの冷却と区別する。
サンゴ礁をつくる種類を手がかりにする。すべてのサンゴをまとめない。
粒の大小だけで年代は決まらない。重なりと適用条件を確認する。
基準が違う。位置の標高は地表の標高から真下の深さを引く。
UNIT TEST / 単元テスト
35問から問題数・難易度・形式を選ぶ。回答後に解説を確認できます。