動き続ける大地 — 攻略せよ。

動き続ける大地を、攻略せよ。黒・シアン・白の筆文字と地震の記録を調べる、いつもの丸い耳のたぬき。

STAGE 12 / EARTH SCIENCE / 中1

同じ地震でも、揺れが届く時刻や強さは場所によって変わる。P波・S波、震度と規模、プレートの動きから、大地のしくみを攻略しよう。登録不要・無料。

KEY POINTS

動き続ける大地の6つのポイント

位置・時刻・揺れ・規模を分けて、記録の意味を見抜こう。

POINT 01

地下の震源、地表の震央

震源は、地下の岩盤のずれが最初に起こった場所。震央は、その真上の地表の地点である。震源から観測地点までの距離と、震央から観測地点までの地表での距離は区別する。観測地点が変わっても、それだけで地震の起きた位置が変わるわけではない。

地下? 地表? 観測地点? 位置の役割を分ける。

POINT 02

同時に発生、到着はP波が先

地震の波は震源で発生する。P波とS波は同時に生じるが、P波の方が速いので先に届く。初めの小さな揺れが初期微動、その後の大きな揺れが主要動で、初期微動を伝える波がP波、主要動を伝える波がS波である。

先に届いた≠先に生じた。原因は速さの違い。

POINT 03

時間差から、震源との距離へ

初期微動継続時間は、P波の到着からS波の到着までの時間。初期微動の開始から主要動の開始までであり、主要動が終わるまでではない。同じ地震で各波がそれぞれ一定の速さで伝わるとすると、震源から遠いほど、この時間差は長くなる。

開始→次の開始。時刻が分をまたぐ場合にも注意。

POINT 04

揺れの震度、地震自体の規模

震度は各地点の揺れの強さ、マグニチュードは地震そのものの規模を表す。日本の震度は0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の10階級。同じ地震でも震度は場所によって異なり、震源からの距離だけでなく地盤の性質なども関係する。一地点の震度が同じでも、別々の地震の規模が同じとは限らない。

一つの地震の規模と、それぞれの地点の揺れを分ける。

POINT 05

ゆっくり動くプレート、急にずれる岩盤

地球表面は岩盤のプレートにおおわれ、世界の地震には境界付近に多い分布が見られる。プレートの動きで岩盤にひずみがたまり、急にずれると地震の波が生じる。日本付近では海洋プレートが陸側の下に沈み込み、海溝から列島の下へ深くなる震源の分布と関連する。内陸の浅い所にも地震はある。岩盤のずれが断層、過去に繰り返し活動し今後もその可能性があるものが活断層である。

ひずみ→急なずれ→波。全てを一種類の地震にしない。

POINT 06

土地の条件と、災害のしくみ

海底の急な大きな変動が海水全体を動かすと、津波が発生することがある。全ての地震で必ず発生するわけではない。水を多く含むゆるい砂地では、揺れで砂粒の支え合いが崩れ、液体状になる液状化が起こる場合がある。地震で大地が隆起・沈降することもある。土地の特徴や過去の記録を調べ、現在の公式情報と合わせて備えを考える。緊急地震速報は発生後の観測を使う情報で、日時の予知ではなく、震源近くでは強い揺れに間に合わない場合もある。

現象→被害を関連付ける。教材で警報や避難指示を代替しない。

READ & EXPLAIN

地震を4つのチェックで見抜く

言葉を覚えるだけでなく、記録と原因をつなげよう。

  1. CHECK 01位置を分ける

    地下の発生場所、真上の地表、観測地点はどこか。

  2. CHECK 02時刻の差を読む

    初期微動の開始から主要動の開始まで。終わりまでではない。

  3. CHECK 03何を表す値か

    地点の揺れか、地震そのものの規模かを区別する。

  4. CHECK 04原因から考える

    ひずみ・ずれ・波、海底の変動・海水の動きをつなげる。

WATCH OUT

ここでつまずかない

S波は後から発生

発生は同時。遅く伝わるので、S波の到着が後になる。

主要動の終わりまでを数える

初期微動継続時間は、初期微動の開始から主要動の開始まで。

震度が同じなら規模も同じ

震度は地点の揺れ。距離なども関わるため、規模を断定できない。

液状化は砂がとけること

砂粒の支え合いが崩れ地下水と混じる現象。熱による融解とは違う。

UNIT TEST / 単元テスト

動き続ける大地 単元テスト

32問から問題数・難易度・形式を選ぶ。回答後に解説を確認できます。