見えなくなっても、なくなっていない
完全に溶けた物質は、目に見えない小さな粒子として水の中に均一に広がる。水溶液は透明だが、無色とは限らない。蒸発や結晶の発生などで状態が変わらなければ、置いても上下の濃さは同じ。
溶ける → 粒子が均一に広がる / 透明 ≠ 無色

STAGE 06 / CHEMISTRY / 中1
溶けた物質はどこへ行く? 濃度の計算から溶解度・再結晶・ろ過まで、見えない中身を条件と根拠で攻略しよう。登録不要・無料。
KEY POINTS
見た目・水の量・温度を区別して、根拠から判断しよう。
完全に溶けた物質は、目に見えない小さな粒子として水の中に均一に広がる。水溶液は透明だが、無色とは限らない。蒸発や結晶の発生などで状態が変わらなければ、置いても上下の濃さは同じ。
溶ける → 粒子が均一に広がる / 透明 ≠ 無色
砂糖水なら、砂糖は溶質、水は溶媒、砂糖水全体は溶液。溶媒が水である溶液を水溶液という。無色透明でも、砂糖と水を含む砂糖水は混合物。1種類の物質だけからなるものが純粋な物質。
溶質 + 溶媒 → 溶液(水が溶媒なら水溶液)
質量パーセント濃度(%)=溶質の質量÷溶液の質量×100。すべて溶けた場合、溶液の質量は溶質と水の質量の合計。水を加えると全体が増えて濃度は下がる。水だけが蒸発すると、溶質が溶けたままなら濃度は上がる。
分母は水だけでなく、溶質+水。質量の単位をそろえる。
一定の温度で溶かせる限度まで溶質が溶けた液が飽和水溶液。溶解度は水100gに溶ける最大質量で表すことが多い。水の量が違うときは換算する。溶解度曲線は温度と溶ける限度の関係を表し、その変わり方は物質によって違う。
温度・物質・水の量を確認。限度と実際に入れた量は別。
固体をいったん溶媒に溶かし、再び結晶として取り出す操作が再結晶。冷却で溶解度が大きく下がる硝酸カリウムなどは、冷却が有効。食塩は温度による溶解度の変化が小さいため、水の蒸発を利用すると取り出しやすい。冷却後の限度を超えなければ結晶は出ない。
初めが飽和+水量一定なら、前後の溶ける限度の差を使う。
学校の通常のろ紙では、溶けていない砂は残り、溶けた食塩は水と一緒に通る。ろ紙を通った液がろ液。液はガラス棒を伝わせ、ろ紙の縁を越えない量ずつ注ぐ。ろうとのあしは受けるビーカーの壁につける。
砂は残る / 溶けた食塩は通る → ろ過だけでは食塩を取れない。
CHECK & REASON
全部溶けたか、水は何gか、温度は同じか。計算の前に条件を確認しよう。
溶けた物と溶け残りを分ける。
溶液の質量と水の質量を区別。
水だけ増減したか、冷やしたか。
濃度・限度・分離方法を結ぶ。
WATCH OUT
溶質も含む溶液全体で割る。溶解度の水100g基準とは別。
水100gあたりの限度。水量が違えば換算する。
実際に溶けた量が冷却後の限度以内なら、結晶は出ない。
溶けた食塩などは通る。ろ液にも溶質が含まれる。
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