水溶液の性質 — 攻略せよ。

水溶液の性質を、攻略せよ。シアンと白の筆文字、ガラス器具と結晶のモチーフ、ゴーグル姿の丸い耳のたぬきのストリートポスター。

STAGE 06 / CHEMISTRY / 中1

溶けた物質はどこへ行く? 濃度の計算から溶解度・再結晶・ろ過まで、見えない中身を条件と根拠で攻略しよう。登録不要・無料。

KEY POINTS

水溶液の性質の6つのポイント

見た目・水の量・温度を区別して、根拠から判断しよう。

POINT 01

見えなくなっても、なくなっていない

完全に溶けた物質は、目に見えない小さな粒子として水の中に均一に広がる。水溶液は透明だが、無色とは限らない。蒸発や結晶の発生などで状態が変わらなければ、置いても上下の濃さは同じ。

溶ける → 粒子が均一に広がる / 透明 ≠ 無色

POINT 02

溶ける側・溶かす側・液全体を区別

砂糖水なら、砂糖は溶質、水は溶媒、砂糖水全体は溶液。溶媒が水である溶液を水溶液という。無色透明でも、砂糖と水を含む砂糖水は混合物。1種類の物質だけからなるものが純粋な物質。

溶質 + 溶媒 → 溶液(水が溶媒なら水溶液)

POINT 03

濃度の分母は、溶液全体の質量

質量パーセント濃度(%)=溶質の質量÷溶液の質量×100。すべて溶けた場合、溶液の質量は溶質と水の質量の合計。水を加えると全体が増えて濃度は下がる。水だけが蒸発すると、溶質が溶けたままなら濃度は上がる。

分母は水だけでなく、溶質+水。質量の単位をそろえる。

POINT 04

溶解度は水100gを基準に比較

一定の温度で溶かせる限度まで溶質が溶けた液が飽和水溶液。溶解度は水100gに溶ける最大質量で表すことが多い。水の量が違うときは換算する。溶解度曲線は温度と溶ける限度の関係を表し、その変わり方は物質によって違う。

温度・物質・水の量を確認。限度と実際に入れた量は別。

POINT 05

結晶が出る条件を確認する

固体をいったん溶媒に溶かし、再び結晶として取り出す操作が再結晶。冷却で溶解度が大きく下がる硝酸カリウムなどは、冷却が有効。食塩は温度による溶解度の変化が小さいため、水の蒸発を利用すると取り出しやすい。冷却後の限度を超えなければ結晶は出ない。

初めが飽和+水量一定なら、前後の溶ける限度の差を使う。

POINT 06

ろ過で分けられるのは何か

学校の通常のろ紙では、溶けていない砂は残り、溶けた食塩は水と一緒に通る。ろ紙を通った液がろ液。液はガラス棒を伝わせ、ろ紙の縁を越えない量ずつ注ぐ。ろうとのあしは受けるビーカーの壁につける。

砂は残る / 溶けた食塩は通る → ろ過だけでは食塩を取れない。

CHECK & REASON

条件と質量をそろえて考えよう

全部溶けたか、水は何gか、温度は同じか。計算の前に条件を確認しよう。

  1. CHECK 01状態を確認

    溶けた物と溶け残りを分ける。

  2. CHECK 02量をそろえる

    溶液の質量と水の質量を区別。

  3. CHECK 03変化を追う

    水だけ増減したか、冷やしたか。

  4. CHECK 04根拠で判断

    濃度・限度・分離方法を結ぶ。

WATCH OUT

ここでつまずかない

濃度の分母を水の質量にする

溶質も含む溶液全体で割る。溶解度の水100g基準とは別。

溶解度を溶液100gあたりと読む

水100gあたりの限度。水量が違えば換算する。

冷やせば必ず結晶が出る

実際に溶けた量が冷却後の限度以内なら、結晶は出ない。

ろ過すると純粋な水になる

溶けた食塩などは通る。ろ液にも溶質が含まれる。

UNIT TEST / 単元テスト

水溶液の性質 単元テスト

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